
6月といえば自営業の方はものすごく憂鬱になる時期ですよ。
そう、去年の所得金額を元にして今後1年間の納税額が決定する月、それが6月です。
予定納税や市県民税、国民健康保険などで火の車になるのが6月以降なんです。
2017年は株高や仮想通貨高もありましたし、個人事業でも業績好調だった方も多いんじゃないかと思います。しかし2018年になってから思いっきり転落した人もいるでしょう。まあ私のことなんですが…。
自戒も兼ねて覚書をしておこうと思います。
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コツコツ積み上げた資産は思ったより簡単になくなる
私個人の話をするとですね、2017年は株高もあり過去最高の所得額でした。
が、今年に入ってダウ急落などを受け資産が半額以下の大バーゲンセールになりました。はっきり言って死ねるレベルの大損をぶっこいたのです。
ほんの2~3日で資産半額以下なんて考えたことあります?
しかも今年の売上が雀の涙程度にもかかわらず、税額だけは死ぬ程でかい状態…。こんなの苦痛で苦痛で仕方がない。普通の人だとメンタルがぶっ壊れるんじゃないでしょうか。
だって、生活費は最低限残しているだけであとは投資に回してましたからね。自業自得と言われればそれまでですが。
正直私もひと月ほど精神的にヤバイ状態になりましたが(笑)、まあなんとかなるだろということで徐々に回復したわけですが、そこに追い打ちをかけてきたのが税金額確定のお知らせですよ。
仕事の方は今も売上が鳴かず飛ばずで正直泣き寝入りしたいくらいの気持ちなのですが、それは税金が許してくれませんでした。
市県民税・国民健康保険の減額申請は規約にない市町村ではムリ
入ってくるお金がない、しかし出ていくお金は膨大…これではどうにもならない状態だったので、減額申請をしなければ…といてもたってもいられない気持ちで役所の納税課に電話を入れました。
「市県民税や国保は減額申請ができる」とネットではまとめられていますよね。その記載に一縷の望みを託して市県民税納税課に電話したんですけど…。
私「今年の所得が大幅に減りそうなので減額申請したいのですが」
担当者さん「そうなのですね…大変申し訳ありませんが、市県民税は昨年の所得により決まっているので、今年の所得の減少による減免・減額はできかねます。」
といった趣旨の話をされました。えぇ…減額すらもできないの…ともう少し話を聞いてみると、どうやら祖父・祖母を私の扶養にすれば数万円は減額できるとのこと。
しかし祖父祖母は私の扶養には入りたがらないので、その案は難しいのでした。入ってくれれば本当に助かるんですけどね…。現状それ以外に市県民税を減額できる方法はないのだとか。
(厳密に言えば、市県民税も国保も前年の確定申告を「修正申告」・「更正の請求」で金額が変わる)
しょうがないので今度は国保の担当の方にも電話をつないでもらったのですが、こちらも前年度の所得により税額が決定するため、国保も所得の減少による減免・減額はできない、という回答でした。
結局役所に電話して得た結果は、
今年度の所得の大幅減少では昨年度の所得を元に決定された市県民税・国保の減免は基本できない
という至極普通、しかし私にとっては残酷なものでした。
一応市県民税は隔月納付なのでそれをさらに分割することもできる、ということでしたが、そんなの焼け石に水でしょという話なんですよね。
「今年の所得が大幅に減った」という条件でできる税金の減免っておそらく予定納税くらいのもんじゃないでしょうか。
もちろん市町村によっては税周りの規約が異なるでしょうから、ひょっとしたら減免が可能かもしれません。しかし、減免が規約にない場合は市県民税・国保の減免は相当ハードルが高いものと思っておいて差し支えないでしょうね。
ネットに書いてある市県民税や国保の減免情報には期待しても、現実はできない場合もあるので注意してください!
払えない税金の支払いにカードローンなどの借金は使うな
税金を払うカネが手元にない→じゃあカードローンで借りてこよう!
っていう文言を書いてるブログやサイトもあると思うのですが、税金をカードローンで支払うのは破滅へのロードですのでやめましょう。
カードローンの金利はクソ高いんです。返済期間が短いほど金利も抑えられますが、そもそもお金がない状態なので返済期間はどうしても長くなります。
するとどんどん金利が増えてしまい…元金よりも数万~十数万は増えてしまいます。仮にその間に収入のあてがなかったらどうします?
借りたお金だし早く返さなきゃ…とメンタル的にもクッソきつくなると思います。精神的に安定しないと何事もうまくいかないですから、わざわざ自分から地雷を踏みに行くようなことはやめよう。
すぐに(1~3ヶ月程度で)返せるあてがあるなら別に良いんですけどね、カードローンも。そうじゃないなら止めといたほうが無難です。
自営業であるならば、地道に今の仕事を続けて活路を見出すか、いっそのこと普通にアルバイトしたり就職するなど方針転換していく以外に道は無いでしょうね。
あるいは期間工などで働いて即金を得ていくか…肉体労働ではありますが単純作業で月30万程度の収入ってのは、ものすごくお金が必要な人にとってはかなり魅力的ですよね。私も一時的に期間工で今すぐ働くかなぁって思うくらいです。
いや、ガチでやばい状況だって方は少し考えてみたほうが良いですよ。
所得が多かった年は翌年分の税金を払える額のお金は残せ!
全てが順調に行っている…そういうときほど、小さな綻びになかなか気づかないのです。
それは静かにあなたの後ろからやってきて、全てを崩していく…。
実際にそうなってみて思うのですが、資産を失うとか売上が減るのはある意味自己管理ができていないという話なのです。自営業なら死ぬ程考えたり作業すればどうにでもなることがあるのに、それができないのは自己責任。
相手が人間なら多少はゆるくしてくれるかもしれませんが、相手は税金です。前年度分の所得から確定した金額が減ることは基本的にないのです。
したがって、資産運用するにしても、仕事を頑張るにしても翌年度分の税金を見越してその分の現金は残して置かなければならないということです。
これは私にとっては非常に大きな勉強になりました…。大半の資産を失ったところからようやく気分的に立ち直った直後、とんでもない額の税金でめまいが…なんてのはもうこの際気にしてはいけないのです。
この税金地獄から抜け出すには、どうにかしてお金を工面しなければならないんです。(強調)
ちょっと具体的な金額を言っちゃいますが、
7月から国保が5万5千円くらい、隔月で市県民税が8万円くらい、年金が毎月1万5千円。
デフォで7万円、多い月は15万円の請求が来年まで続きます。
生活費として置いてるのが50万くらいかな?
普通に半年で破産コースなのですが、確実に私を殺しに来ていると思うんですよね…。
簡単計算してみると、
7月 150,000
8月 150,000
9月 70,000
10月 150,000
————
合計 520,000
ってなります。当然、税金以外にも支払いが発生しますから、
このままだと4ヶ月以内に私破産しますね、ははは(笑)
いやちっとも笑えねえよ。
凪のような生活がしたかっただけなのにどうしてこうなった!
…しばらくは税金を納付するためだけに生きるというクソみたいなサバイバル生活が続きそうです。
冗談抜きでヤバくなったら私も期間工で働きます。まじで。