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【DIY】格安で手軽に美しく作る!ガチな自作アクリルケースの作り方とコツ

注意!
※この記事にて掲載している写真の無断転載、記事内容のリライト・無断転載・部分転載の一切を禁止します。詳しくはこちらを御覧ください。
【DIY】格安で手軽に美しく作る!ガチな自作アクリルケースの作り方とコツ

はじめに
無駄に長い記事ですが、かなり実践的な内容なのでブクマしておき、「よっしゃ作るぞ!で、どうすんだ!?」って時に読んでもらえると良いかなと思います。なお、フィギュアケース用に特化した記事ですが、大小関係なくアクリルケースの作り方は同じです。

普通のアクリルケースを今すぐ作り方を知りたい!という人は「準備するもの」から読んでください

組み立て分解できるアクリルケースを作りたいという人は、「組み立て分解できるアクリルケースの作り方」から読んでください

大事なことなのではじめに書いておきますが、自作するよりオーダーメイドで購入するほうが早いし品質の高いアクリルケースが手に入るぞ!

自作すれば材料費は抑えられるものの、完璧なものは作れませんし、時間もかかります。なので時間が無いとか、完璧なものが欲しい人は既製品を購入するほうが確実です。

逆に言えば、

・2~3時間程度確保できる
・多少のミスでも気にしない
・DIYが好き!

といった方であれば、それなりのものを作れる内容ではあると思います。

2016/11/30:組み立て分解できるケースの作り方を加筆修正しました。
2016/12/26:3mmのアクリル板でそこそこ大きな前開きアクリルケースを製作した記事を書きました↓


【DIY】3mmのアクリル板で縦横40cmの大物前開きアクリルケースを自作してみた

フィギュアや模型などを集めているとどうしてもコレクション用のケースが欲しくなりますよね。

↓こんな感じでかっこよくディスプレイできるやつ。

でも、ネットで販売されているアクリルケースって高くて手が出せない…ってこと、ないですか?

値段に応じた品質の良いものなんだろうな~というのは分かるんですけど、そこまで良いものが必要かどうかというと、そうでもないって場合もありますよね。

アクリルケースでさえあれば、少々不格好でも大丈夫だぞ!という人もいるかもしれません。

IKEAで購入できるデトルフや市販のコレクションケース、水槽なんかはガラス製なのに安価で見た目も美しかったりしますが、その反面必要以上に場所をとったり重量が重すぎたりするんですよ。

特にデトルフなどのコレクションケースを使っている人は多いようですが、部屋が狭くて今後引っ越しの可能性がある…なんて人には向きません。運んでいる最中に壊したりしたら最悪ですからね!

引っ越しなんかしないという場合でも、模様替えをよくするという方にも向いていません。だってクソ重いですから。そういう理由でコレクションケースは避けたくなるものですが、安価で場所を取らず、取り回しが効く美しいケースがあったらどうでしょう?欲しくないですか?

私はめっちゃ欲しいです。でも、そんなん売ってねぇ!
いや、ないなら作ればいい。そう自作で

冒頭の写真で使ってるアクリルケースは私の自作です。
近くで見ると自作特有の粗が目立ちますが…。

冒頭の写真のように、ちょっと離れて見ればあんまり気にならないんですよね。

場所を取らず、取り回しが効き、美しいというのがアクリルケースなのですが、最初に行ったように価格がネックなんですよ。しかし、自作すると市販のものよりも数倍安く作れてしまうんですよ…。私もフィギュアをある程度持っているのですが、ホコリをかぶらせたままにしておくのは忍びないわけで。

そういう理由から、アクリルケースを一から自作してみました。ちなみに、この記事内で作成しているのは「けんどん式」などのギミックのない普通の上からかぶせるタイプのケースです。そういうギミックがほしい方、完璧なものがほしい方は、素直にアクリヤ.comの通販を利用しましょう。蝶番で正面を開くタイプのアクリルケースへの応用は可能だと思います。

アクリルケースが欲しいけど高すぎて手が出ない・・・
でも自作するだけのやる気はある

という方はぜひ試してみてもらえればなと思います。

ここで紹介するの方法だと「高さ30cm 幅60cm 奥行き22cm」程度のケースが2つ作成可能です。フィギュアであれば1/6スケールがほどほどに収まる程度の高さです。
この大きさのケースを2つ作ってもかなりアクリル板が余りますが、もう少し小さめのサイズにすれば4個以上作れると思います。アクリル板の強度的にこれ以上大きい物を作るとたわんだり破損する可能性もあるので気をつけてください。

アクリルケースの作成作業をシンプルに言えば、切る→くっつけるだけです。見栄え的に製品レベルのものを作るとなるとなかなか難しいですが、素人仕事なのを気にしなければかなりに簡単に作成することができますよ。自分で作るので逆に愛着すら湧くかもしれません。

ちなみに、ここで作るアクリルケースはサイズが大きかろうが小さかろうがやることは全く同じです。フィギュアだけでなくガンプラ用として使うこともできますよ。ミニカー用、食玩用など小さいサイズも作れるようにしておけば、何をコレクションしようとしても万全でしょう!(たぶん)

標本を飾っておくのにもアクリルケースは活躍します。

このケースは余った2mmの端材で作ったものですが、小さいのできちんと断面のバリ取り処理を行いまいした。その結果、思っていたよりも完成度が高くなりました。このような小物をまずは練習がてら作っていくとコツがつかめるかもしれません。

鳥かごについてもここで紹介する方法で作れるとは思いますが、保温性・耐久性・使いやすさ等を重視する場合はやめておいたほうが良いでしょう。生き物を入れるのであれば、それ相応のものを使うべきです。
ですので、作ってみるのは良いですが実際に使ってみて「これはダメだ」と判断したら素直にアクリヤ.comなどで買い直したほうがいいですよ。

自分で作った安物に入れたせいで大事なインコが弱ってしまった…なんていうことになるのはイヤですからね。

どうでもいいですが、別にアクリヤ.comの回し者というわけではないです。単純にオーダーメイドアクリルケースというと有名なのはここかなぁと思ったので紹介してるだけ。人によって必要なサイズは異なりますので、既製品よりもオーダーメイドのほうがうまくいく確率は圧倒的に高いですからね。

※なお、ここで紹介する方法だと接着面に隙間ができる可能性があり、水などを入れようとすると漏れる恐れがあります。
水槽など水を入れるように活用したい場合は素直に水槽を購入したりアクリヤ.comで特注するほうが良いです。

※後半に木枠を活用し分解組み立て出来るアクリルケースの作り方も追記したので、そちらもあわせて見てみて下さいね。
かっちり作ろうと思ったらアクリル板の組み合わせ方や内寸外寸をじっくりと考えなければなりませんが、そんなの面倒くさいしざっくり作りたい!という方、接着剤を散らしてアクリルの表面を汚くしたくないとか、接着は苦手、という初心者の方には木枠を使った作り方のほうが手軽かもしれません。

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準備するもの

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予算・・・アクリル板のみならサイズに応じて1000円~6000円程度
※必須含めると7000~9000円

1万円で2mm厚のアクリルケースが複数作れると考えるとかなり安いです。

【必須】

  • ・資材コーナーのアクリル板(アクリルコーナーではないです)
  • ・普通のカッター(保護用紙を切るため)
  • ・アクリルカッター
  • ・アクリル接着剤(注入器付のもの)
  • ・マスキングテープ
  • ・曲尺(60cm程度のものだと安定する)

念のために言っておきますが、アクリル接着剤とかはAmazonで買うよりホームセンターで普通に買うほうがやすいです。実店舗だと550円くらいで買えます。

Amazonだと価格に差があったり、送料で高くなってしまうことも多い(DIY用品はプライム配送してくれなかったり)ので、このページで紹介している道具などはできるだけホムセンをぐるっと見て回るくらいの気持ちで眺めて探してみてください。アクリル系であればアクリル系のコーナーにまとめて置いてあります。探してもなかった場合や実店舗のほうが高かった場合などはAmazonの通販にお世話になりましょう。

【あると便利】

  • ・設計図
  • ・アクリル研磨剤
  • ・静電気防止クリーナー
  • ・綿のウェス
  • ・100番サンドペーパー
  • ・ハンドサンダー

なお、静電気防止クリーナーはシャンプーのリンスを水で薄めて布に染み込ませて拭く、といった方法で代用できます。

タオルで拭くと余計にホコリが付いてしまうので、材質が綿のウェスを使うときれいに拭けます。ウェスは色々な作業で活用できるので持っていて損はありません。

参考記事:家庭で出来るアクリル板の静電気対策(アクリヤブログ)

100番の紙やすりはアクリル板を切断したあとの断面のギザギザ処理、要はバリ取りに活用できます。最終的にきれいな仕上がりで、かつ接着時の強度を高めるため、バリ取りは欠かせません

またミリ単位長さ調整にはカッターで削るよりサンドペーパーでガリガリ削ったほうがキレイに仕上がる可能性が高いです。もちろん傷防止のため保護用紙はつけたままヤスリがけします。マスキングテープとかでも代用可能。

この記事で紹介している方法ではバリ取りを行っていませんし、バリ取りをするとかなり完成度の高いケースにはなるものの、製作に半端ない時間を費やすことになります。ケースが大きくなればなるほどその傾向が強いです。

なので、素人仕様で問題ないならバリ取りも必要はないと思います。強度を考えたら完璧ではなくてもある程度断面を平らにしておくといいですね。

アクリル板の調達方法

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カットしてもらったアクリル板
カットしてもらったアクリル板

アクリル板はホームセンターで購入します。アクリルコーナーに売っているものはサイズの割になぜか価格が高いので、別の場所に置いてある資材用途のアクリル板を購入します。長さ180cm、幅90cm、厚さ2mmのものが大体5000円~6000円ほどで購入できます。

上の写真を見てもらえればわかりますが、バカみたいにでかいです。

そのままのサイズだと軽トラでもない限り持ち運びできないので、店員さんに言ってカットしてもらいましょう。カット代金を入れても5000円代で収まります。60cm×3枚にカットしてもらえば軽自動車でも持ち運びできるようになります。
1カット100円くらいなので気軽に頼みましょう。

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カットしてくれないホームセンターもあるので事前に確認を!

ホームセンターならどこでもカットしてくれる…そう思っていた時期が私にもありました。。。

しかし実際にはカット用の機械を置いていないホームセンターもあります。
私は同じ系列のホームセンターを2店舗回りましたが、カットする機械を置いているのは1店舗だけでした。

で、カット用機械がない方の店舗でアクリル板を購入すると、アクリル板をカットできません(超重要)
てか、してくれません。「これってカットしてもらえるんですか?」と聞いてみたんですが、「そういったサービスはしておりません。作業場はありますのでお客さま自身でカットしてください」と突き放されました。

なので私は泣く泣くその場で30分位かけて備え付けのアクリルカッターでカットしました。。。。その後別の店舗ではアクリルカットの機械があったので頼んでみたところ、欲しいサイズに2分くらいでカットしてくれました。私の時間を返せよ。

そういうわけで、あとで泣きを見ないために予めそのホームセンターにアクリルカット用の機械を置いているかどうか?orカットサービスはあるのか、というのは事前に確認しておくべきです。

アクリルケースの設計図

これらが必要となる
これらが必要となる

さて、なんとかアクリル板を調達したらまずは設計図を作ります。が、底板を作らず上から被せるタイプであれば設計図を作らなくとも必要な長さのみをメモしておけば十分です。そこから必要な枚数を計算します。

「高さ30cm 幅60cm 奥行き22cm」のケースであれば、以下の大きさにカットしたアクリル板が必要です。

「高さ30cm 幅60cm 奥行き22cm」のケースの場合
縦30cm 横60cm・・・2枚(正面と裏面)
縦22cm 横60cm・・・1枚(上部)
縦30cm 横22cm・・・2枚(側面)
=計5枚必要

※底板は不要なのでカットしなくていいです
※この寸法は「おおよそ」です。この通りの寸法で組むと歪みが出ます。
※アクリル板の厚みを考慮した設計にすることで歪みを回避できます。

アクリル板のカット

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アクリル板のカットには、専用のアクリルカッターを使います。アクリルカッターの使い方は簡単で、くの字型に尖っている部分を下にして手前に引きます。感覚としてはカットするというよりひっかく感じに近いです。

ギリギリまで溝を作って最後に折るというのが正しいでしょう。目安としては、アクリル板の1/3程度が削れたらパキッと折り曲げられます。気持ちいいくらいにまっすぐ折り曲げられます。

ただし、キレイに溝を作れていない場合は途中で溝からはみ出て折れてしまうこともあるので気持ち深めに削っておくほうが良いです。

カット前には必ずアタリ線を引く
ズレないように慎重に

カット用の溝を作るために、まずは貼り付けてあるフィルムの上からボールペンなどで目印の線を引いておきます。

切るというより削るに近い
溝が真っ直ぐなるように慎重に。

準備できたらアクリルカッターで溝を作っていきます。アクリルは硬いので、何度も何度も往復して溝を作っていきましょう。
ポイントとしては、

・曲尺を絶対に動かさないこと
・力加減を一定にすること
・カッターを持った手をまっすぐ引くこと

この3点が非常に大事。削りカスが出てくるので気になる人は掃除機などでこまめに吸い取ると良いかも。

折り曲げるときの注意点
折る前に必ず両端がきちんと削れているかどうかを確認してください。少しカッターで削ってみて、引っかかるようならまだ削り具合が足りません。そのまま折り曲げると、真っ直ぐではなく斜めに折れてしまうことがありますので注意してください。

ダメな例。溝が浅すぎる
いい例。この程度削れば折れる

左上の写真程度に溝を作っても斜めに折れる可能性はあります。心配ならかなり下の方まで溝を掘ること。

溝が作れたらアクリル板を折りましょう。「バッツン!」という音とともにまっすぐに割れます。まっすぐに割れなかったら溝が浅かったか、曲げる時の力加減が適切でなかったかのどれか。

少し力を加えるだけで簡単に折れる
折れたらカッターで保護用紙をカット

保護用紙は割ったあとに普通のカッターでカットしておきます。

アクリル板の接着

アクリル板を必要枚数分カットできたら、アクリル接着剤を使って接合していきます。まずマスキングテープで仮止めをします。あとは接着部分(内側)に沿ってアクリル接着剤を注入していくだけです。アクリル接着剤を注入するときに内側の保護用紙を剥がしておきます。

接着時の注意点
このときアクリル接着剤が飛び散ったりしないよう気をつけてください。透明部分に付着すると汚くなってしまいます。気にしなければいいのですが、どうしても気になる場合はアクリル研磨剤で磨くとよいでしょう。

なお、アクリル研磨剤の代わりにピカールを使うこともできますが、広範囲で使うと小キズが増えて汚くなるので、使うのであれば気にならない部分に収めておくのが無難です。

マスキングテープでとめる
カットしたものを仮止めした状態

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どこから接着剤を注入するねん!という話ですが、上の写真の矢印の場所から接着面に沿って垂らしていきます

上記の写真と文字だけだとわかりにくいので、次の図の順番で接着していきます。

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ちょっと分かりづらいと思うので動画も。
(どうでもいいんですが、アクリサンデー公式アカウントの動画です)

この動画を見れば概ねどのように接着剤を流していけばいいかがわかるはず。

まずは紫色の縦4箇所に同じように接着剤を垂らしていくことで、側面部がくっつきます。その次に天井部となる緑の4箇所に接着剤を流し込めば終わりです。(というかここ大事なのに2016/11/27時点まで書いてなくてすいませんでした…)

アクリル接着剤を使う上での注意点としては、

・文字通り瞬間接着される=やり直しが効かない
・水のようにサラサラなので飛び散ると見た目が死ぬ
・勢い余って接着面の隙間から漏れると見た目が死ぬ
・切断面の処理が甘く隙間から接着剤が漏れてマスキングテープに染み込むと確実に見た目が死ぬ

この辺が大事。今思えば、接着が自作アクリルケースの出来を左右すると言っても過言ではないので、割りとクリティカルな作業です。なので、十分に気をつけて接着してください。アクリル接着剤に注入器をつけ、ほんの少し傾けるだけで結構な量が出てきます。なので加減にはホント注意してください。

マスキングテープはこれから接着しますよ、という部分は剥がしても良いかもしれない。切断面の処理が甘く斜めになっていたりすると隙間から漏れて染み込んでしまうため。そうなると、その部分の見た目は死にます。

なので、個人的にはマスキングテープの使用は慎重にしてもらいたいなと思います。

余談ですが、アクリル接着剤はアクリル以外は全くくっつかない性質なのか、アロンアルファのように指についたとしても剥がれなくなる心配はない、というところは素直に喜んで良いと思います。ただし人体に有害かつ揮発性が高いので、吸い込みすぎないように気け、火気のそばで使用しないように

アクリルケースの完成

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接着ができたらフィルムを剥がして完成です。お気に入りのフィギュアなどを飾るとアクリルケースの綺麗さも相まって、とても綺麗にディスプレイ出来ると思います。

1/7スケールフィギュアなら3~4つ入ります
それなりに悪くない出来です

アクリルの厚さが2mmなのでやや心もとないですが、格安でアクリルケースを自作できることがわかればそれだけでも十分お得です。
残ったアクリル板は加工してスタンドにするもよし、次のケースを作るもよし、何でもできます。この機会にアクリル加工の方法を覚えてDIYの幅を広げてみてはいかがでしょうか。

当然ですが、市販のものに比べれば劣ります。ですから最高のクオリティを求めるのであれば、やはり市販のものを購入するのがベストといえるでしょう。作っている途中にアクリル板がバキッと破損することもありますからね・・・。今回自作方法を紹介したものと似たようなスペックのケースも販売されているので、チェックしてみてはどうでしょうか?

>>市販アクリルケースはこちらからチェック!

と、まあこのような恐ろしい価格帯なので、多少見た目が劣っても結局は自作のほうがお得というのがわかるでしょう。自作で材料と道具を準備して1万円、既製品が2万円~。そう考えると多少の手間暇を惜しんででも作ってみる価値はあるんじゃないかなと私は思います。

なので、少しぐらい時間がかかってもいいという方はぜひ自作アクリルケースの作成にチャレンジしてみてください。

組み立て分解できるアクリルケースの作り方

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さて、上記のアクリルケースの作り方であれば、とりあえず2mmのアクリル板を切って、アクリル接着剤でくっつけるというだけの簡単製法だったわけですが、これがいかんせん脆い。そして初心者には作りにくいのでどうしてもきれいに作れません。

作った後からちょっと後悔したのですが、サイズが大きなものだとちょっと力を入れるだけでたわむので結構ヒヤヒヤしながら扱わなければいけませんでした。(逆に言えば、1/7スケールとか1/6スケール1体入れるだけのものであれば2mmで十分)

それに、複数作った時には分解できないので、コレクションケースほどではありませんが場所をとるのが嫌だったんですよね。切ってくっつける簡単製法はお手軽で良いんですが、脆いので引っ越しなどの他の荷物と同時に移動する時苦労すると思います。自力で時間を掛けて作り上げたものがぶっ壊れるのを目の当たりにするのは、かなり辛いものがあります。

そうなると必然的に思い浮かぶのが、アクリルケースの良さ(軽さ、見た目の良さ)を損なわずに簡単製法よりも剛性があり、分解可能なアクリルケースにすること。そもそもこの記事を読んでいるのはデトルフとかの固定型ショーケースを持ちたくない(スペース的、金銭的、重量的に)方がほとんどだと思うので、私と同じようなことを考えているのかもしれないですね。

アクリルの接着が難しくてきれいに作れない!という人は、こちらの方法でやったほうがうまく作れるんじゃないかなと思います。

分解組み立て可能なアクリルケースの材料

というわけで、分解組み立て可能なケースを作るのに必要な材料は以下。

・はじめに書いた簡単製法で寸法調整して切り出した厚さ2mmアクリル板
・2mm幅の溝が上部と側面に掘られている1cm幅の細い角材4本(下記写真)

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(1本160円くらい×4本=640円くらい)

材料の切り出しが終わっていれば、たったこの二つだけで分解可能なアクリルケースが作れます。接着しなくて良いのはすげーラク。ただし、木材を切断したりヤスリがけしますので、小さいノコギリと紙やすり程度は必要です。また、アクリル板の調整にアクリルカッターも使うかも。

木材ですが、いつものごとくホームセンターで調達します。組み立てたあと分解出来るようにしたいので木工用ボンドとか接着剤は使いません。※もちろんバラす予定がないのであれば接着して剛性を高めるのもありです。

厚さ2mmのアクリル板を2mm幅の溝にはめ込むので、ゆるゆるになって外れたり、溝の幅が狭すぎて入らないなんてこともありません。緩まない程度に、でも力を入れれば外れるというまさに理想の強度が実現できます

今回木材を選んだ理由は、価格のやすさと加工のしやすさ以外にはありません。
というのも、上部と側面に溝があるアクリル角材もあるにはあるから。

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しかし、加工の難しさと1本800円という値段を考えると無難に木材にしたほうがいいという結論になりました。製図をきっちり作ってミリ単位の調整ができるとか、工具環境が揃っているという方はチャレンジしてみるといいかもしれません。私はミスした時のリスクが怖いのでやろうとは思いませんが・・・。

というわけで、準備ができたら組み立ててみます。

まずは天井部を作る

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これが上側に来る天井の理想図。
上部と下部の角材に収まるように両側面の角材が収まるように調節します。
なお、この追記部分はおまけみたいなもんなので、は詳細な作り方をお伝えするのではなくダイジェストでまとめています。そういうわけなので、必要に応じて脳内補完をお願いします。

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まずは上部から組み立てていきましょう。ここを組み立てたらあとは高さを揃えて木材カット→はめ込みで終わります。すげー簡単(に聞こえる)!

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仮組みし、適当に長さをみつつ木材をカットしていきます。

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この辺をカット。

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しっかりカットしてもうまくはまらない部分も出てきます。

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そういう時はヤスリがけをして少しずつ削っていきます。
で、4面全てをきっちりはめ込んだ状態が以下。

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理想図通りの天井部ができました!
天井部の内側の溝はこんな感じになってます。

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四方の角に木材を立てるのですが、念のため溝の途切れた部分もノコギリで削って溝にしておきましょう。
↓こんな感じで。この溝は結構重要です。なんでかって、そりゃ素人仕事だからアクリル板の長さがまちまちだからです。誤差を修正するために溝を作っておくと困りません。

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天井部が作れたら半分はできたも同然ですが、この後のほうが実は神経を使います。といのも、正面、背面用のアクリル板がデカイので、溝にはめ込むとき勢い余って割れそうになるからです。なので、慎重に溝にはめこむように気をつけましょう。

アクリル板のカット面がデコボコしているとうまく溝にはまらないので、ほぼほぼまっすぐになるようアクリルカッターで整える必要があるかも。まあカットしてしまってからでは遅いですから、最初に真っ直ぐになるよう気をつけるしかありませんが。

具体的な組み立て方

とりあえず必要物は揃いました。
アクリル板をはめ込んだ天井を溝が上になるように向けておきます。
この状態でアクリル板をどんどんはめ込んいけばいいだけ。簡単でしょ?(大嘘)

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まずは大きいアクリル板から溝に設置していきます。
適度に力を入れて壊れないように溝にはめていきましょう。
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うまくはまれば自立します。
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同じ要領で全てのアクリル板を溝にはめていきます。

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この状態では不安定なので、角材を角の4箇所に取り付けます。とりあえずどこでも良いので一箇所設置します。下側からはめ込んでいくと楽に作業が進みます。うまくはまらない場合は力加減が強すぎてアクリル板がたわんでいるので、たわんでしまわない程度の力ではめ込みましょう。
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下側から上側に向かって溝にはめていきます。
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このようにスポッと収まればOK。
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1箇所角材を取り付けたら、その対角線上にもう1本取り付けます。そのほうが作業中に壊れる心配が少ないので。
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同じ要領で全ての角に角材を設置した状態がこちら。
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これで上下を逆さにすれば分解組み立て可能なアクリルケースの完成です。
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どうですか?フレームができたので強度的にも強そうに見えますね。ですが、アクリル板をガッチガチにはめ込んでいるわけではないので、ちょっと力を入れれば分解可能な状態になりました。(木材カットはできているので組み立てるのは一から作り直すのよりかなり楽です)

組み立てたケースを分解するには

組み立てたら、分解できるかどうかをきちんと確認しておく必要があります。というわけで、組み立てて早々ですが分解してみましょう!上下を反対にして床に置きます。
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この状態でどこでも良いので角の木材を一つずつ外していきます。
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外側の方向に向けて力を入れれば簡単に木材が外れます。こういうところが接着しない利点。
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サクサクと角材を外していきます。
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角材を全て外せたら、次にアクリル板を外していきます。アクリル板の外し方は、上から引っ張るのではなく下から持ち上げると割れる心配が少ないです。クイッと持ち上げれば簡単に外れますよ。
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一枚ずつアクリル板を外していきます。
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最終的にこの状態までバラせたらおしまい。
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組立前と全く同じ状態ですね。この天井部は分解しなくていいの?って話ですが、する必要はありません。再度組み立てる時にこのままの状態のほうが遥かにラクだからです。

…というわけで、組み立て分解可能なアクリルケースを実際に組み立て分解してみたら、ものすごく簡単でしたという話でした。

組み立て分解できるケースを活用しよう!

この状態で適当にフィギュアを並べてみるとこうなりますね。

悪くない感じですね。ノーフレーム状態よりも強度は高いので、この上にもフィギュアを乗せられます。
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もう一個フレーム付きのケースを作れば重ねて設置も出来るかもしれません。木材600円程度を追加しただけで分解可能なケースが作れたので、個人的には非常に満足しています。強度的にもフレーム無しより強い(若干ですけど)ので安心ですね。ちなみに、木材を切りながらの作業だったので組み立てるのには3~4時間ほどかかりました。

アクリルケースのDIYに興味がある方はこちらも試してみてはどうでしょうか?木の枠で囲むよりも角は透明な方がいい!という方は最初の簡単製法で綺麗に作ればいいですし、分解出来る方がいいと考える方は下の方法が良いかもしれませんね。

これでかっちょいいアクリルケースが作れたら適当に新しいフィギュア買って飾っとけばいいんですよ。

こんな感じで。
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カッコいいアクリルケースにカッコいいもしくはイケてるフィギュアを飾っとけば気分は高まる一方。毎日チラ見して(・∀・)ニヤニヤするもよし、「あぁ~やっぱこのキャラ良いよなぁ」と愛でるもよし!ケースを被せればホコリもかぶらないですし、手放す時のことを考えてもいいと思いますよ。

ここまでガッツリ読んできた方は、ついでに以下の記事も読んでみてください。

この記事はアクリルケースづくり最初期の記事なので割りと作りが雑なアクリルケースとなっていますが、2016年12月24日に作ったケースはなかなかの出来栄えでした。

【DIY】3mmのアクリル板で縦横40cmの大物前開きアクリルケースを自作してみた

てか、クリスマスに何やってんだ俺…。

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KEI
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