ライフキッカーズ

ジョギング・ランニング・筋トレでダイエットし体を鍛えて体型維持改善をしたい人のためのサイトです。

【DIY】3mmのアクリル板で縦横40cmの大物前開きフィギュアケースを自作してみた

注意!
※この記事にて掲載している写真の無断転載、記事内容のリライト・無断転載・部分転載の一切を禁止します。詳しくはこちらを御覧ください。
【DIY】3mmのアクリル板で縦横40cmの大物前開きフィギュアケースを自作してみた

フィギュアやらガンプラやら色々と集めている人にとって、コレクションをキレイに飾るというのがある意味では集めるよりも重要なことなんですよね。ホコリを被ったり転倒による破損防ぐためにケースは必須と言っても過言ではないんです。

そこで、コレクション用のアクリルケースを買おうとアクリ屋さんや既成のケースの販売ページの価格表を見て「なにこれぇ…」と思った方も多いんじゃないでしょうか。そう、アクリルケースはめちゃくちゃ高い。

しかし実際に自分でアクリルケースを作ってみると、とてつもなく集中力と精度を要する作業だというのがわかります。

接着をミスったら終わり
接着剤をちらしても終わり
寸法を間違えると終わり
あと1~2mmくらいの微妙な幅をカットしなきゃならなくなった時の絶望感
採寸が狂って接着面の隙間がガバガバになってうまく接着できない時の虚しさ
しっかり溝を入れたと思って割ってみたら断面が斜めになった時のやっちまった感
カット用の溝を入れている時に手元が狂ってカッターがぶれ、余計な傷ができた時の苦痛
…etc

このように、アクリルケース自作には常に死亡フラグがつきまといます。自作経験のある人はきっとすべて経験済みでしょう。

そのため、苦手な人の救済措置としてあえて接着せず角を木枠で囲む組み立て式のアクリルケースの作り方も紹介しました。

しかし、実際に作ってみるとわかりますが、端をきっちりアクリル同士で接着している方が見栄えが良いです。
なので最終的には普通のアクリルケースの作り方に戻ってくるわけです。でも、やっぱり自作の難しさを考えると価格に納得だと言う人はオーダーするのもありですよね。ただ、オーダーするほうがやっぱり高い。

私はスチールラックをコレクションケースとして使っているので、別にアクリルケースを作る必要はないのですが、久しぶりにフィギュアを買ったらどうしてもアクリルケースを作りたくなりました。。

で、最近久しぶりに買ったというのはこのデカブツのこと。高さが36cm、幅30cmはある大物です。

seyadatara3

頭のアクリル棒の部分をひねるとLEDライトが光ります。とてつもなくロマンを感じるギミックです。最近のフィギュアにはない独特の雰囲気が良い。サイズが大きくなってくると髪の処理などにもっさり感をかなり感じるようになりますが、そういった不満点がまるでありませんでした。発売したのが2008年と今から8年前とか全く思えないくらい完璧すぎる。

このブログはフィギュアのレビューブログじゃないので、詳細が知りたい方はググるなりAmazonで調べるなりしてもらえば良いのですが、久しぶりにいい買い物をしたような(していないような)気がします…。

大きさ故か、存在感が半端ないだけでなく10年近く前のものとは全く思えない出来栄えでした。最近のフィギュアとくらべても全く劣っていません。

ただ、サイズがあまりにもでかいので、これはこれで棚に収めずアクリルケースを個別に作ってやるのがベストかなという考えに至りました。

スポンサーリンク

3mmのアクリル板で高さ40cm、幅40cm、奥行き30cmの前開きアクリルケースを作ってみた

で、やっと本題。このフィギュアの問題はでかすぎることにあります。余裕を持ってケースに収めるためには、縦横40cm、奥行きは30cmはないとダメ。このサイズのアクリルケースは厚さ2mmでは作れません。作ったとしてもたわみなどにより崩壊するのが目に見えているので、厚さ3mmを選ぶのが無難。5mmだと強度面の心配はなくなりますが、そもそもホームセンターの資材コーナーには5mm厚の資材用アクリル板は置いてありません。なので、結局3mmを選ぶことになります。

acrylita_01

上からかぶせるタイプのケースを厚さ3mmで幅40m、奥行き30cm、高さ40cm程度でセミオーダーすると1万円くらいの金額になります。

そこからけんどん式などの加工をするとさらに値段が跳ね上がり、1万5千円程度の価格になります。

流石にそうなると、自作を選んだほうが価格面は安くなるんですよね。当たり前ですが。その代わり、自作するために6時間以上作業時間を取らなければならないことを理解しておく必要があります。時間が確保できない人・完璧を求める人は素直にオーダーしたほうが良さそうです。

まずは設計図を頭に思い浮かべよう

私はどうしても自作したかったので時間を捻出して作ることにしました。
まず最初にすることは、設計図を想像することです。頭に思い浮かべはしますが、実際に書き出したりはしません。本当はあったほうが良いのですが、結局数ミリの誤差が出てしまうので、ある程度最初に思い浮かべていたものをその都度修正していくという方がやりやすいから。このあたりは作る人によって違うと思いますから、必要な人は設計図も作っておくといいですね。

今回の場合、予め用意しておいた回転台座にきっちり乗せられることを前提に厚さ3ミリのアクリル板で幅40cm、高さ40cm、奥行き30cmという大きめのサイズを作ることしました。

が、ここに来てどのような開閉方法にするか?という問題にぶち当たります。
以前作っていたような上からかぶせるタイプだと、ケース自体がでかすぎるので中身の出し入れ時に余計な力が加わって壊れるのが怖いわけです。ケースが壊れたら板が下に落ちて中身も被害を受けます。死ねます。また、上からかぶせるタイプは外す際に角度をつけてしまうと中身にぶつけて中身が倒れてしまう…なんて被害も起こりえます。死ねますね。

なので、上からかぶせるタイプは今回はパス。前側から出し入れできるタイプが最も中身の安全性を確保できるので、その方向でいくことに。

前側からケースを開ける場合、以下の方法が考えられます。

・蝶番を使ってガルウイング式開閉扉にする
・蝶番で一枚板を上開き・下開きまたは横開きできるようにする
・光モールを使って引き戸を作る
・けんどん式扉にする
・一枚板をギリギリの寸法にカットし、詰めたら入る・引っ張ったら外せるようにする

…などなど色々と扉の実装方法は考えられますね。
個人的にはけんどん式が一番かなと思っていたのですが、実装するとなるとかなり難しそうだったのでパス。ガルウイングはかなり精度が必要になるので難しいだろうなぁ…と思いました。

モールを使った引き戸はかなり現実的ですが、光モール自体が透明なものがなく白色だと明らかに目立ってしまうのでこれもパス。

一番簡単そうなのが、一枚板に蝶番をつける方法・一枚板をそのまま突っ込む方法でした。どちらにするか迷いましたが、今後一枚板を別のものに転用する可能性を考えると、ギリギリで採寸した板をはめ込むのがベストかなと思い至りました。

3mmのアクリル板でケースを自作したらオーダー品の3分の一の制作費に

acrycasee_01

というわけで、実際に板を切っていきます。今回は3mmと厚めの板を加工していくので、怪我しないように手袋を用意。右上の黒い板が回転台座です。アクリル板はホームセンターで購入した3mmの板を60cm程度の間隔にざっくりと3分割してもらったもの。

約180cm×90cmで厚さ3mmのアクリル板は税込みで8208円。カット代金324円を加えると8532円でした。で、実際に作ってみると、3分割したアクリル板が一枚分以上余ります

acrycase_20

ぶっちゃけ、自分でもこんなに余るとは思ってなかったんですよ…。なので、制作費として人件費を除くと材料代として約5700円くらいだったということですね。

最初にも書きましたが、厚さ3mmのけんどん式アクリルケースをオーダーすると1万5千円かかります。ですのでそれを考えると約3分の1の費用で理想のアクリルケースを作ることができました

acrycase_21

まあ製作時間6時間を時給1000円として制作費に繰り入れたら余裕で1万円は超えますからね・・・。オーダー品の価格がどれだけ妥当かを思い知るだけです…。

ケースの制作過程について

一応製作過程についても書いて残しておきますが、参考にする場合は自己責任にてお願いします。アクリルケースの作成は結構シビアなところが多いのでキレイに作ろうと思ったらとてつもない集中力を要しますので。

acrycase_02

まずはアクリル板をいつも通りカットしていきます。曲尺を使ってまずは適当に板をカット。しっかり溝を入れます。
acrycase_03

溝を入れたら板をおります。このとき溝の掘り出し具合が浅いと断面がななめになってしまうので、しっかりと溝を掘っておきましょう。

acrycase_04

断面がまっすぐになっていればOKです。

acrycase_05

とりあえず必要な分だけ板をカットしていきます。今回の場合では、

縦横40cm×2枚(前後用)
縦30cm×横40cm×4枚(左右+上下用)

の6枚が必要となります。内寸・外寸のことを考えるともう少しミリ単位での調整が必要になるので、きっちり40cm、30cmにはなっていません。

組み合わせ方ですが、地味に強度が高まる組み方をしています。前面からみた時の上下左右の組み方はこのようにしました。

acryl30case

上の板で側面の板にフタをするように被せ、底板は上部よりも短めにして側板の内側に入るようにしました。
で、問題は前面と背面の組み方ですが、背面の板は底板の外側に、前面の板は上部と底部の板の間に入るようにします。

字面だけでみると訳がわかりませんが、上の図も見てもらえればある程度はつかめると思います。こういったことを考えつつ、内寸などを適当に調整しながら作業を進めます。

※長いだの短いだの書いていますが、数ミリ単位の話なので気をつけてください。

とりあえず板が切り出せたらコの字型に接着していきます。上部底部どちらかを作っていきましょう。

acrycase_06

写真では立てて接着していますが、寝かせた状態で45度の角度に調整できるなら無理に立てる必要はありません。
接着時は接着剤被害を広げないためにマスキングテープは使用しませんでした。自分でカットした断面は斜めになることが多く、隙間から接着剤が漏れてマスキングテープに染み込み、被害を広げてしまう事があるからです。

同様の理由から、端の方の保護用紙はハサミなどでカットして接着しやすいようにしています。この保護用紙は傷防止のために完成時まで付けておくのがオススメ。

そして頭に浮かべた設計図通りに切って貼ってを繰り返しつつ数時間経過して、ようやく箱の形にできました。

acrycase_07

もうここまで来たらあと一息。あとは前面の扉部分をどうにかするだけですね。数ミリ単位でカットして調整しまくった結果、1時間位かかりましたがなんとかストッパー無しでもぴっちり収まる形となりました。

acrycase_08

しかし何らかの拍子でいたが内部に倒れるようになると、中身が大変なことになります。外に倒れてくれる分には全く問題ないですけどね。

なので、内側に板が倒れてこないようストッパーを設置します。ストッパーには適当な端材を活用することに。

acrycase_09

この切れっ端をノコカッターで適度な長さにカットします。
acrycase_10

下側の2本を上部に接着し、ストッパーにします。まずは設置部分の位置を確認しましょう。
扉を閉じた状態にすると3mm程度内側にストッパーを設置すればきっちり収まるというのが確認できるので、その位置を示すためにマスキングテープで端材を貼り付けておきます。

acrycase_12

貼り付けたら上下をひっくり返して接着位置を確認し、端材を置いて接着します。

acrycase_13

反対側も同じようにしてストッパーとなる端材を接着していきます。
そして完成したのがこちら…!

acrycase_15

指で真ん中あたりを引っ張ると前面の板を外せるようになっています。

acrycase_18

acrycase_17

下側が結構キツキツの採寸なので、急に倒れてきたりといったことはありません。うむ、本来の想像通りバッチリつくれました!

はっきり言って、今まで作ったアクリルケース中でも最高の完成度となりました。フィルムを剥がして、回転台座に乗せておしまいです。

acrycase_21

いや~疲れた。実質的な費用としては6000円くらいですが製作時間6時間超という半端ない作業の末の完成となると、感慨深いですね。完成度もそれなりに高くなりました。

今までアクリルケースを作った事があるのでなんとか自分でこのビッグサイズなケースを作れましたが、全く未経験の状態で作ろうとしたら確実に失敗していたことでしょう。

なので、もしこの記事を読んで挑戦しようと思っても、まずは適当に小さいケースを何度か作って練習するところから始めてみてください

特に接着や採寸の合わせ方などは何度も作って失敗し、精度をあげて行くのが大事。
アクリル板をいじるのが楽しいとか、こなれて来たなと思うようになるまでは小物を作って遊びましょう。

作ったケースに適当に中身を入れてみる

もはやケースづくりがメインになった感が否めませんが、ケースは中身を入れる箱なのでメインではないです。中身がきちんと飾れるってことが大事!

というわけで、ケースに入れた状態がこちらです。

3mmacryl

3mmacryl2

なんの問題もない!スペース的にもかなり余裕があるので、適当に他のフィギュアと一緒に入れることも可能。適当に別のものと入れてみるとこうなる。

3mmacryl3_01

3mmacryl3_02

3mmacryl3_03

回転台座なのでどの角度からでもみることができます。
背面ミラーも考えましたが、回転台座にしておけばどの向きから見ても問題ないのでミラー化はなしです。

非常に満足度の高いケースが奇跡的に制作できたので私も満足です。腕に自信のある方はチャレンジしてもらえればなと思います。

ちなみに、更に完成度を高めるには断面のバリ取りを行うと良いです。ただ、死ぬほど時間がかかるので私は今までしてきませんでした。もし今度制作することがあればバリ取りもしてみようと思います。

ABOUT THE AUTHOR

KEI
当サイトでは私が実際に試したもの、こと、健康や美容、ダイエット関連の書籍等から得た知識を元に備忘録的に記事を作成しています。記事に記載している内容などは十分に注意していますが、本職は記事内容とは全く関係ございませんので専門知識を持っているわけではありません。ですので間違等あるかもしれません。ご注意くださいませ。ご意見、ご感想等ございましたらお問い合わせよりお願い致します。

こちらもおすすめ

Return Top