
私は毎日筋トレすることを日課としているのですが、「このサプリ飲みながら一日5分間の筋トレで腹筋バキバキになりました!」とかいう明らかに嘘くさい記事を目にすることがたまにあります。
オメェ、それそのサプリ売りたいだけやろ、と毎回感じます。私が感じるくらいなので、当然読む人のほとんどは「うっわ、嘘クセェ記事」と感じるはず。
私も筋トレサプリを飲みながら筋トレしているので、サプリの効果を感じるかどうかといえば、感じなくはないと言わざるを得ません。しかし、一日5分とか10分とかの筋トレ程度で鍛えられると思ったら大間違いだぞ。
目次
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本気で鍛えたいなら「一日5分の筋トレで良い」なんて思うな
もし一日5分の筋トレで腹筋バキバキになったりするなら、みんな成長したチンパンジーみたいな鋼鉄ボディになっちゃいますよ。大人のチンパンジー見たことありますか?あいつら、マジモンの筋肉ダルマですからね。
子供のときは愛くるしい姿ですが、大人になると凶暴性が増し、筋肉質なのも相まって非常に危険な動物になるんです。数年前ですが、志村動物園という番組にチンパンジーのパンくんというチンパンジーが出演していましたよね。ですが大人に近づいて凶暴性が増してしまい、色々あった結果出演することはもうなくなりました。
まあそんなことはどうでもいいのですが、成長に応じて勝手に筋肉質になっていく動物と違い、私達人間は飽食かつエネルギーを極力消費しない環境で生活しているためか、自動的に筋肉質な体型になる…なんてことはありません。
何もしなければ無駄な贅肉がついていくだけなんですよ。なので、筋肉質な体型にするためには極力筋トレを継続し、かつ筋トレ強度を高めながら行っていく必要があります。
筋トレ強度を高めなければ鍛えられない
継続することは大事ですが、なぜ筋トレ強度を高めていかなければならないのか?と疑問に思う人も中に入るでしょう。一定の負荷を継続すればいいじゃないか。そう考えるのもごもっとも。健康維持のためにはそれが最も効果的といえます。
しかし、筋トレして体を引き締めるという意味で、それは本当に正しいかというと、私は少し違うと思います。筋トレ強度を上げると、筋トレにかかる時間も自然と増えるんですよ…。
どうしてかというと、筋トレをすると普通に疲れますよね?疲れが蓄積されるだけ、動作のスピードがゆるくなり最終的に費やす時間も伸びるという単純な話なんです。これ、きちんと自重筋トレやってる人以外にはわからない話でしょう。
腕立てや腹筋ローラーの回数が少ないうちは本当に5分10分あれば20~30回程度すぐ終わらせることができます。しかしまだまだ体が筋トレに慣れていない状態だと一度の動作にかかる時間が長くなってしまうんですよ。体力もないし、すぐに限界が来て疲れてしまうのです。
超回復したら負荷強度を上げなければ意味がない。結局必然的に筋トレ時間は伸びる
その次の日くらいに筋肉痛が起こって超回復すれば、次は同じ回数やるにしても時間は縮まるっていうのがわかるじゃないですか。それでそのまま、今までと同じ回数をこなしたとします。でもそれって本当に鍛えてるって言えるんでしょうか?
同じ回数やったところで、すでに筋肉はもうその程度の負荷には耐えられるようになっているんですよ。なので、もう一段階負荷を高めることが必要です。そうすることでまた筋肉痛となり、超回復が起こって筋肉が大きくなるんです。
もうココまで説明すればわかると思いますが、結局体を鍛える筋トレというのは筋肉痛と超回復の繰り返しなんですよ。筋肉痛を起こすためには、以前より強い負荷を掛ける必要があるわけです。
強い負荷をかける方法には2通りありますね。
・とにかく同じ動作で回数を増やす
・より負荷の高いメニューに変える
負荷の高いメニューに変えるには、例えば新しい筋トレ器具を購入するとか、文字通り別のメニューをするというもの。これは新鮮味が会って良いのですが、今の筋トレメニューがベストだと感じている人には向いていません。
私も腕立てと立ちコロがベストだと感じているので、特に変える予定はありません。
なので、同じメニューで回数をこなすのが単純かつ明快な負荷アップの方法になるわけです。
回数を増やすということはより限界に近づくということであり、疲労が蓄積するため一回一回の動作が遅くなったりセットごとに休憩が必要になったりします。
で、結局時間がどんどん増えていくわけです。
まとめ:体を鍛えてみると「筋トレは5分でいい」なんて言えなくなる
はい、というわけで最近筋トレをしていて感じたことをまとめてみました。
結局ね、筋トレは5分でいいとか10分でいい、なんていうのは最初のうちだけなんですよ。
現実的に考えると5分や10分なんかじゃ鍛えられない体に改造されていくんです、勝手にね。やだ、こわい。